新琴似西連合町内会

会長  高橋 博章


 

 私は、平成30年5月、新琴似西連合町内会会長の職を伊藤長八郎前会長から引き継ぎました。地域の町内会組織を代表するにあたり、前会長の伊藤様をはじめ代々の会長様方が築きあげて来られた伝統、文化を継承し、適時の改革を取り入れた運営を行いたいと存じます。

また各方面の皆様のご理解とご協力、ご支援そしてご指導をいただいて、精一杯務めさせていただく所存です。

 昨年は豪雨、地震など自然災害が列島各地で多発し、胆振東部地震は札幌にも未曾有の被害をもたらしました。胆振東部地震発生直後に当連合町内会は新琴似西まちづくりセンターと打ち合わせて各町内会長に安否確認、見回り等の措置を講ずるよう指示しました。基幹避難場所の新琴似西小学校に開設した避難所にも住民が滞在しました。

 胆振東部地震による実体験をもとに当連町は防災意識の大切さを確認し、即、第1回目の防災会議を行いました。町内会による自主防災組織を万全な体制へと充実することが急務です。今年の早い時期に各町内会と連携して再度の防災会議を開き、自然災害に対する備えを急ぎ固めていきます。

 

 少子高齢化が急速に進む昨今、当連合町内会にとっても高齢者に対する見守り活動や子育て世帯をバックアップする対策が重要な課題になっています。そうした背景から当地域では生活習慣病予防や介護予防を主眼に「とくとく教室」や「かもかも夢サロン」などが展開されています。これらの事業については北区保健福祉部、北区第3包括支援センター、北区介護予防センター新川・新琴似西、民生児童委員協議会、福祉のまち推進センター等の多くの皆さまから多大なお力添えと熱意あるご指導をいただいていることに心から御礼を申し上げなければなりません。

 

 当地域の一大イベントである新琴似西まつりは町内会や、商工振興会のご協力を得て年々華やかさを増し、昨年夏は両日とも絶好の日和に恵まれ新琴似西公園をいっぱいにするほどの人波を迎えました。今夏の開催で42回目の歴史を重ねますが、運営員会は一層の盛況へ尽力していきます。

 

 新琴似連合町内会と連携して取り組んでいる新琴似音頭の普及伝承が順調に進んでおり、各方面の取り組みを高く評価したく思います。一方、YOSAKOIソーラン祭りについては地元チームの新琴似天舞龍神の大賞奪還を祈ること切なるものがあり、YOSAKOIソーラン祭り新琴似会場の運営にも力が入っています。新琴似会場は両連合町内会が手を携え、町内会をはじめとする諸団体の協力を得て積み重ねてきた歴史があります。今年は皆さまの一層のお力添えで郷土の誇りと言ってもよいこの伝統をさらに輝かせていきたいと思います。

 

 自然の脅威と申しますと、昨年は北海道米が平年作を下回り、海のイカやサンマが不漁に見舞われるなど産業面で受けた影響も小さくありません。胆振東部地震からはいつ来るか分からない災害に備えることがまちづくりの根幹であり、それを支えるのは「向こう三軒両隣」という教訓を再認識させられました。このことを肝に銘じて、連合町内会の諸事情を進めてまいりますのでご協力のほどよろしくお願いします。

 結びに皆さまのご健勝とご多幸を記念申し上げ擱筆させていただきます。

 

 

                          【平成31年1月 新年交礼会にて】

 

 

 

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